セカイの記録

pixivで投稿しているSSの裏話とか置くところ

CH.60 憎悪へと堕ちた星

どうもです。今回は

#21 星屑の魔王 | オンゲキショートストーリーズ

について。とうとう通算60作突破しました。多くなりましたな……

 

今回はセツナの過去という自己解釈しかない話です。そしてかつて通っていた海外のスクール時代での話。モブの分際でクズしか居ねえ。そりゃ負のオンゲキに歪むわ。

それにしても気になる終わり方だな……と思った方。そう、これ前半なのです。後半でちゃんと救います。あのまま終わるのは流石に胸糞過ぎて嫌なので。

タイトルの星屑はStardust:RAYやかつて音撃姫のライブを観ていたことから。魔王は、そんな輝を見ていた者が絶望し、闇へと染めてしまう様。彼女の第一印象も魔王だなと思っていたので。ちなみに後半のタイトルは既に決まっています。『星屑』は同じです。

 

セツナが登場して2年。ずっと考えていたんですよね。どうして負のオンゲキなんてものに走ったんだろうかって。最初は有栖に負けっぱなしで憎しみしかないとか思っていた。でもあのプリメラの舞台を見ていた、海外への留学は有栖を庇ったから……そう考えると、監獄のようなスクールが原因?と。じゃあ、そこで大きな絶望を味わってしまったから?誇りと戒めの懐中時計、意味深なMUF……色々考えて、様々な解釈を考えては書き直して。『厳しい環境で心のありどころである友人を失い、周りを憎むあまり負に陥った』、それが考え抜いた自分のひとつの答えです。その結果が第4章でスクールの生徒会と同じことしているというのはちょっとした皮肉。でも彼女は根っからの悪ではなく、悪に染まってしまった善だったというのが切ないところ……

ちなみに狂ったセツナの台詞はボス登場時のやつ全部盛りです。いつかはセツナの過去を書きたいと思っていて、その時に言われせようとずっと暖めていた台詞でした。この辺りのシーンはゼーレン聴きながら書いてましたね。

かつてのシュータードレスはBとCのミックスな感じにしました。最初からAではないのは、『そして彼女は聖なる夢を見る』の梨緒がAからBに光の覚醒をしたなら、セツナは闇の覚醒なので白赤から黒青にしたという話。

 

そして気づく。重い過去を背負うこと、あのセカイの椿と梨緒もやったなと。ただ2人はユニットの仲間によってそれぞれ自身を受け入れ、過去を清算した。ではソロユニットのセツナはどうするのか?なんとなく筋は思い浮かんでいるので、それを形にするだけ。いつになるかはわからないけど……

 

悲しくも切ない、セツナと拓真の物語。必ず救うと約束します。待っていてください。それだけです。

 

今回はここまで、では。