どうもです。今回は
について。
椿のマフラーを巡る物語。その後編。時系列は、未来に飛びます。椿のところに、あのマフラーをくれた祖母が亡くなったと伝えられるところから、本当の物語は始まります。
葬儀に晴斗ではなく、莉玖が付き添いで向かうのですが、なんで莉玖にしたのかというと……椿と莉玖の友愛を書きたかったから。
長年の友となった2人。お互いを支え合うのはさも当たり前かのように。莉玖は椿の傍に居たかった。2人の間にある暖かさを、表したかったのです。
この作品、わりとスムーズに書けました。道筋を思い付いては書いていったのですか、大掛かりな"秘密"の話になったとは思います。あ……ラストシーンは、最初から考えていました。マフラーの想いを知った椿が出した、椿なりの答え――それを表しました。
個人的に思い入れがあるのが、想いを知った椿の最後の独白。これ、出先で泣きながら書いたんですよね。『それでもこの世界は捨てたものじゃない』これは、どうしても入れたかった台詞です。
これは、心を閉ざした少女が"希望"を取り戻す物語。自分なりの、マフラーに対する答え。
今回はここまで。では。