セカイの記録

pixivで投稿しているSSの裏話とか置くところ

CH.24 最初で最後の"希望"の言葉

どうもです。今回は

#16 友に贈る、希望の言葉 | 音撃【魂のセカイ】

について。

 

Everlasting Soul時系列の、椿のもうひとつの過去。事故で傷を負った彼女の、絶望と希望のお話。

 

このお話、寝ようとした時に突発的に思い付いたんですよね。そして僅か2日で書き上げた。丁度その時、だれかの心臓になれたならというボカロ曲が良いなと思ってて、maimaiで頑張ってる最中でした。(この曲の作者はユリイ・『カノン』氏ですが正直これは関係ないよホントだよ)

歌詞は悲しい感じがしますけど、特に引っ掛かったのがこの部分

『死にたい僕が今日も息をして

 生きたい君が明日を見失って』

カノンを失った時の椿は、こんな気持ちだったと思うんです。事故で傷を負い、友を失って心が凍り付いてしまう。"希望"に出逢うまでの彼女は『こんな世界なんて』と嘆く日々だった。そんな彼女が、『この世界は捨てたものじゃない』と子供に託す。泣けなかった彼女が最終的に幸せに泣けるぐらいになる。夜明け前の"闇"が深い程、明星は輝くと言いますから……。このお話と同時に、希望で満たされた彼女の独白の話も思いつきました。それはいずれ書こうかと。

 

彼女が絶望の中でも生き続けた理由。それはきっと、カノンの願いを蔑ろにしたくないというのがあったと思います。カノンの前では笑ってた。それは椿自身も分かっていたから。そして莉玖や梨緒と出逢い、封印してきたマフラーの秘密と手紙をあけることで、生きてきた意味を知る。自分自身を受け入れてくれた、『生きて』と願った少女の願い通りになったこと。

 

絶望に生きてきた少女が希望を知って幸せになる。それが自分が描く、椿の物語。

 

今回はここまで、では。