どうもです。今回は
について。
Everlasting Soul時系列の、椿のもうひとつの過去。事故で傷を負った彼女の、絶望と希望のお話。
このお話、寝ようとした時に突発的に思い付いたんですよね。そして僅か2日で書き上げた。丁度その時、だれかの心臓になれたならというボカロ曲が良いなと思ってて、maimaiで頑張ってる最中でした。(この曲の作者はユリイ・『カノン』氏ですが正直これは関係ないよホントだよ)
歌詞は悲しい感じがしますけど、特に引っ掛かったのがこの部分
『死にたい僕が今日も息をして
生きたい君が明日を見失って』
カノンを失った時の椿は、こんな気持ちだったと思うんです。事故で傷を負い、友を失って心が凍り付いてしまう。"希望"に出逢うまでの彼女は『こんな世界なんて』と嘆く日々だった。そんな彼女が、『この世界は捨てたものじゃない』と子供に託す。泣けなかった彼女が最終的に幸せに泣けるぐらいになる。夜明け前の"闇"が深い程、明星は輝くと言いますから……。このお話と同時に、希望で満たされた彼女の独白の話も思いつきました。それはいずれ書こうかと。
彼女が絶望の中でも生き続けた理由。それはきっと、カノンの願いを蔑ろにしたくないというのがあったと思います。カノンの前では笑ってた。それは椿自身も分かっていたから。そして莉玖や梨緒と出逢い、封印してきたマフラーの秘密と手紙をあけることで、生きてきた意味を知る。自分自身を受け入れてくれた、『生きて』と願った少女の願い通りになったこと。
絶望に生きてきた少女が希望を知って幸せになる。それが自分が描く、椿の物語。
今回はここまで、では。