セカイの記録

pixivで投稿しているSSの裏話とか置くところ

CH.57 自分らしさを求めて

どうもです。久しぶり過ぎです。

 

自分は7月、ある方の企画に参加しました。

オンゲキも4年が経ち、物書きもそこそこ増えてきました。そんな人達がそれぞれお話を作って合同誌みたいなことをやろうと。自分も参加しましたので、その裏話を語ります。下のリンクから直接いけます。

奏坂学園文芸部誌 2022夏号

 

テーマは夏祭り、キャラクターは事前に申告すること。そう言われた時、真っ先に莉玖と幸助の2人を思いつきました。ひと夏の甘酸っぱい思い出、あのセカイ以外では思いつきませんでした。⊿TRiEDGE3人での夏祭りでも良かったんですが、自分しか書けない話といえばあのセカイに限るので。

 

大体の流れも考えたので中身の話へ。冒頭に少しだけ椿と晴斗を出させました。4人は大学4年生の設定です。就活の息抜きではなく、あくまでも大学生活最後の思い出として。そして2人で迎える最初の夏として。

この夏祭りの椿×晴斗視点もいつか書きたいとは思っているんですが、晴斗はこの時点で告白は諦めているんですよね……難しいところ。

そして迎えた当日の話。金魚すくいの件はフォロワーさんとのやり取りを参考にして入れました。「横顔に惹かれてたら良いな」という狙いで。そこにつむぎのいちげきネタを少し入れて。そういえばこの時が丁度『青い薔薇と幼き音』の年なんですよね(マチポケが大学生なので)。つむぎの悩みは咲姫のおかげで既に解決してますが。

莉玖が怪我してしまっておぶってもらうのは、色々参考にしつつ考えました。一種の憧れですね。好きな人の背中ってなんかドキドキしません?自分だけかな?

そしてラストシーンのこと。あのままで終わらせないのが自分。あのセカイだからできることは?答えは3年前にヒメゴト書いた時と同じ。だから諒を登場させた。あの時よりはずっと成長している。2人もそうですが、自分も懐かしさを感じました。……もう3年なんですね。

最後に諒が起きるくだりを最初は考えていましたが、「これからも隣に居たい」というテーマを元に、最後まで寝てもらいました。あの後諒は花火が見れず少し不機嫌になりましたが、莉玖お手製ホットミルクで機嫌良くなったそうな。

 

さて、オンゲキも4周年を迎えました。自分のオンゲキ物書きとしても4年経ちました。改めて今思うのは……たくさん悩んだこともあったけど、後悔していないということです。

自分はやはり逆張りなところがあって。男の存在をあまり見せないオンゲキの世界に男をガッツリ出させ、彼女達と家族になっている。ここまでさせているのは自分くらいです。周りの百合やエロに溢れている作品、その反応の多さ。嫉妬もしました。自分には存在価値はない。セカイを捻じ曲げて周りの性癖(それこそ不幸にするとかという方向)に合わせれば見てくれるかもしれない……そんなことすら考えていました。そしてその度につくづく創作に向いてないと自責して。

でも、見てくれる人は居ました。泣いてくれた人も居ました。自分でも不思議なんですよ、自分のセカイには結構泣かされていることに(代表すると『雪椿は桜色の夢を見る。』『そして彼女は聖なる夢を見る』です)。そして、やはり自分は、このセカイを最後まで書きたい。例えオンゲキというコンテンツが終わりを迎えたとしても、終わりを書くまではオンゲキ物書きを辞めるワケにはいかないなと。

 

今まで見てくださった方も、これから見てくださるかもしれない方にも楽しめるように……自分は頑張っていきたいと思っています。

 

今回はここまで、では。